神話による太陽の話

ギリシャ神話というのは有名だが、ヴェーダにも多くの神話がある。

ジョーティシュの知識を理解する時に、それらの神話が役に立つことがある。以下のストーリーからなぜ太陽が息子の土星を敵としているのかがわかる。

・・・・スーリヤは建築の神であるヴィシュワカルマの娘サンジナと結婚した。スーリヤはあまりに輝かしいので、サンジナにはそれが眩しすぎて耐えがたかった。彼女は、夫の熱と光から少し離れることが必要と感じたので、ある計画を立てた。夫には内緒で、自分とそっくりのコピーを自分の影から創り出した。そのコピーはチャヤと言った。その意味は影だ。そしてサンジナは実家の父の下へと行った。父は娘を見ると、なぜ来たのか?と尋ねた。そしてその訳を知ると彼女を叱った。するとサンジナは牝馬に変身して、牧草地のある北方へと走り去った。

 一方、スーリヤはチャヤと愛し合っていた。彼はすっかり騙されて自分の妻であると思っていたのだ。そして二人の愛の結果、土星が生まれた。・・・・(光の道 アマゾンキンドル ヴェーダウエイ出版より)