宇宙は周期で動いている

私たちが住んでいるこの地球は自転している。

そのスピードはというと時速1700㎞という驚くべき速度だ。

そして1回転する時間を1日と呼ぶ。

1日には周期があり、太陽の当たり方で朝、昼、夜に分けられ、連続的にそれが起こっている。

これだけでもドラマだが、さらに

その地球は太陽の周りを公転している。

公転スピードはなんと時速10万8000kmだ!

そして太陽の周りを1回転する時間を1年と呼ぶ。

この周期は、太陽の日の当たり方で、春、夏、秋、冬に分けられる。

このように周期は回転から起こっている。

ジョーティシュは星の動きから表わされるので、多くの周期的な動きを取らえている。

例えば12星座の質が3つの周期と4つの周期で表されていたり、

可動、固定、二重・・・・

東、南、西、北・・・・

火、土、空気、水・・・・

牡羊座から魚座までの順番で、それぞれの星座が持っている質が周期となって現れている。

9つの星も12の星座もすべて周期的な動きになっているのは、天体がそもそも回転しているからである。

そう考えると本来、始まりとか終わりということはなく、すべての終わりはすべての始まりであり、連続した周期の一部に過ぎないということになる。

これはこれとして相当深い真理かもしれないが、少し長い周期としてユガというものを見てみよう。

現在はカリ・ユガの時代とも呼ばれている。これは最も真理がわかりにくい、または真理が表れていない暗黒の時代とも呼ばれている。

約5000年前から始まっていて、まだ40万年以上も続く。

その長さは432,000年である。

だがこのユガの後は、どんどん時代は良くなって行きその長さは、それぞれ、次のドゥワパラ・ユガ:カリ・ユガの2倍(864,000年)、

続くトレタ・ユガ:3倍(1,296,000年)、

そしてクリタ・ユガ:4倍(1,728,000年)で最高潮に達する。

この周期のトータルな長さは、カリ・ユガの10倍であるから4,320,000年となる。これをマハユガと呼ぶ。

これは銀河系が一周する期間だと言っていたジョーティシーもいたが、まさに途方もない時の流れだ。

しかし、ヴェーダの時間の話は、まだまだ続き、この宇宙は創造と破壊を繰り返して存在しており、私たちが生きているこの宇宙も初めてのものではない。

現在が長い暗黒時代の真っただ中!と聞いてがっかりしてはいけない。

何故かというと、この時代が進化にとってはもっとも良い時だとも言われているからだ。

真っ暗闇だと小さな光でも遠くまで届く。

キャンプファイヤーを楽しめるのは、暗闇の中だけであるし、真昼に花火の美しさは楽しめない。

意識の成長は、カリ・ユガが最も早いそうだ。