誕生ということ

ホロスコープは過去のカルマの結果だという。

そしてホロスコープを分析すれば、この人生が予想できる。

ということは、逆にみるとそのような天体の位置があったので、私たちは生まれることができた!

ということになる。では、どのくらいの確率でそのような天体の配置が起こるのか?

ジョーティシュのホロスコープでは、12星座の中を9個の異なった星がそれぞれ異なった軌道を移動している。

太陽は同じ位置に来るのに1年、月は1ヵ月、木星は約12年、土星は約30年だ。星の位置とは地球から見たものなので、時には逆行といって逆に動くこともある。

つまりまたすべての星がそろって同じ位置になるということが起こるとすれば、それはいったい何年後だろうか?

おそらく文字通り天文学的数字になるだろう。

つまりそのわずかなチャンスに一つの魂が肉体を持てたということになる。

そう思えば、この人生がとても貴重なものであることがわかる。

もしかするとその星の配置の時間には、サルとか猫とかの体しかなかったとすると私たちは人間ではなくサルとか犬とかの体に生まれるしかないという状況もあったかもしれない。(笑)

つまりこの人間としての肉体を持って地上に生まれられたということは、とても恵まれたことなのなのだ。

そして、この人間の体はヴェーダのレプリカだとも言われている。

米国のMITで医学と生理学との博士号を取得している、トニーネイダー博士によれば、人間の生理はまさにヴェーダと一対一で対応する構造を持っているそうだ。

ヴェーダがコンパクトに物質化したものがこの肉体ということになる。

コンピュータで言えばハードウエアだ。ソフトウエアは差し詰め魂ということになるだろう。

この貴重なハードウエアを使って、魂がどれだけ進化できるか?

それが今生での課題というわけだ。