ジョーティシュは、ヴェーダの目にあたる科学で誕生時の天体の位置から、人生のあらゆる事象を紐解いてくことができる。
ただジョーティシュは運命決定論ではない。あくまで私たちには自由意志というものがあり、どうしたいかは本人次第だ。そもそも運命自体が本人のカルマ(行動)の結果なのだ。
この世の中の事象はすべてつながっている。
Aが起こるとBが起こり、そしてCが起こるという風だ。この関係から、未来を予測することができる。
天体の動きは、その目安となっている。天体の動きと言っても宇宙にあるすべての星を見るわけではない。
黄道帯上にある12の星座、9つの惑星、27のナクシャトラというものを中心にしてその位置と動きを分析する。それらの位置だが、あくまで地上の本体の位置からみた天体の位置をホロスコープ(チャート)に表してそれを基にする。(本体としたのは、必ずしも人ばかりでないから)
それらは抽象的なものだが、一般の科学で教えている意味とはまったく異なった意味を持っている。例えば、火星はどんな星か?とジョーティシュでみるとエネルギー、闘争、摩擦、事故や怪我、ピッタ、etc., と多くの意味を表している。
では、その状況はというと、火星がどの星座にあるか?またさらにその星座の中での角度は?同じ星座にはどんな星があるか?他の星との位置関係は?などによってその効果の強さが変ったり具体的な意味まで変わることがある。否定的な星でも肯定的な意味を持ったりその逆も起こり得る。
それを分析して具体的な事柄と結びつけるのがジョーティシュの科学なのだ。
心霊とか直感で話すわけではない。
むしろ数学に近い。
その方のチャートは誕生時のものなので、正確な誕生時間が大切だ。
そこでヴェーダウエイのコンサルテーションでは、具体的なチャートの分析に入る前に必ず誕生時間選定というプログラムを行っている。
具体的な人生上の出来事とチャートが一致しているかを確認する作業だ。
これには豊富な知識と体験が必要になる。数分の違いでも、大きく意味が違ってしまうこともあるからだ。
それから現在の星の位置からの影響も考察される。
これはゴチャとか英語ではトランジットと呼ばれている。
プラシナという分野では、このゴチャだけで回答が得られる。つまりそれだけ重要な影響ということだ。
そして運命の時刻表とも思われるダシャーの効果が考察される。