井岡治彦

1953年東京に生まれる。

現在は、那須に妻と二人住まい。一人息子は福岡でIT系の企業に勤務。

小学生の頃、不思議な理科の本に出会う。その感動から、科学者を夢見る。

だが高校生の時に起こった学園紛争でその夢も色褪せた。自分たちが受けてきた教育とはいったいなんだったんだろう? 

もっと人生の事を根本から見直すべきじゃないかと考えるようになった。

人間のことをもっと知りたい!

哲学、心理学、医学などに興味を抱き、さらに古代の英知ヨーガを知る。

ヨーガによれば、悟りとは人間の全能力が発揮された状態であるという。

その深い哲学と理論に魅せられ、来日していたインド人のヨーガ教師を訪ねヨーガの修行に励む。

修行の甲斐あって身体は柔軟になったがそれでヨーガの目指すところが達成されたのか?

体操を中心にしたハタヨーガだけでは不十分と思いその後、瞑想に打ち込んだ!

やがて数ある瞑想法の中で出会ったのが超越瞑想だった。簡単にマスターできすぐに体験ができる。これなら悟りも得られそうと期待は大きかった。

24歳の時に超越瞑想の指導者となり、個人が平和になることで、世界の平和も達成できるという理念に共感し、仲間と共に瞑想の技術を普及するべく活動に専心した。

30年間で1000人以上を指導し一部上場企業への導入も達成する。

瞑想とヨーガによって健康増進はもちろんだが、身体の束縛から解放され至福に包まれる素晴らしい体験などもあった。だが、まだ満足には至らない。

瞑想の源流は、古代インドのヴェーダだった。その後インドにも度々赴きアシュラムで2年間ほどの集中的なトレーニングを受ける。毎日6時間のヨーガ・瞑想のプログラムと食事は菜食だった。

プログラムは楽しく苦行ではなかったが、強いて言うならばインドの暑さは尋常ではなかった。

ヴェーダには生命の科学アーユルヴェーダ、運命の科学ジョーティシュなど多くの知恵が詰まっていた。

1989年にはヴェーダ大学よりジョーティシュ教師の資格を取得、94年にヴェーダ科学修士号を取得。

私の探求はヨーガから瞑想へと進み、ヴェーダの知識を学ぶ中で健康の知識アーユルヴェーダ、天体の位置から未来を知り運命を改善するジョーティシュへと興味と活動は拡大していった。

ジョーティシュに関しては、コースを指導しつつもインドから来日する専門家の通訳として延べ1万人以上の鑑定の通訳を行った。

退社を契機にして、もっとその知識や恩恵を伝えることができれば、と2020年にヴェーダウエイとして独立して活動を始めた。

現在は、ジョーティシュに重点を置いた、ヴェーダ関連の出版や著名な鑑定家によるコンサルテーションのアレンジ・通訳などを行っている。

ジョーティシュを易しく学ぶコースを準備中。

著書に「最古の占星学」、「あなたの運命を変えるジョーティシュ占星学」(監修)などがある。翻訳書は「人生を照らす光」「医療占星術のエッセンス」(アマゾンキンドル出版)がある。